2024年3月4日(月)zoom会議にて「第2回 全中建人材採用・定着支援部会」が開催されました。
土志田会長、建設業振興対策委員会 小野委員長にご出席いただき、松田部会長の進行のもと
部会の名称、開催時期や内容等について話し合いがなされました。
12月に就任された部会長、副部会長、アドバイザーの紹介に続き
本会愛称として4Kの建設業界になるよう、
「太陽のように明るく向日葵のように常に明るい方に向いて寄り添いながら、
魅力ある業界になることをイメージ」した
『陽葵(ひより)の会』と決定いたしました。
また、人材の採用や定着率アップへの各社の取り組みについて今後情報を共有し
選ばれる建設業界になっていけるように、と活発な意見交換がなされました。
お忙しいなか、会議にご参加いただきましてありがとうございました。
鈴与建設 株式会社
静岡県中小建設業協会
『働く環境 自らつくる喜びも』
ーーお仕事の内容について教えてくださいーー
現場監理を行っています。今まで関わった仕事は橋脚下部工事、舗装工事、公園工事などがあります。
ーー建設業界に入られたきっかけは何ですかーー
高校時代、物理や数学の教科が好きで土木科の大学へ進みました。インターンシップで、ゼネコンの仕事を目にして日々変化していく現場に対応し、指示する監督業に魅力を感じました。
ーー建設業界の魅力とはーー
毎日発見や勉強ができることです。今まで経験しなかった工種や手法を見て学ぶことができ、新しいことをたくさん吸収できます。
ーー建設業界で働くうえで女性としてのハンデなどはありましたかーー
大ハンマーで杭打ちをすると、次の日に全身筋肉痛になります。現場で困っていると職人さんが笑いながら手を貸してくれます。本当に有難い限りです。コミュニケーションを取るきっかけにもなり、明るい雰囲気で現場を進
めることができています。
ーー建設業界で働く女性に対する会社や現場の反応はどうでしたかーー
作業着の生地が薄いものから少し厚手のものに変わりました。男性職員も含め会社全体の作業着の見直しにも繋がり、現在、社内で作業着を変更しようという模索が始まり、ズボンの色を薄い水色から透けない濃い色に変える
ことなどを検討しています。
ーー女性が働き続けるために建設業界に求める改善点はありますかーー
事務所のトイレは浄化槽を設置して水洗トイレとなり、冬でも快適に使用できるよう、暖房便座を設置しています。休憩所も改善されてきており、現在、特に不満に思っていることはありません。
ーー現場で常に心がけていることなどはありますかーー
人とのコミュニケーションを大事にしています。相手の目を見て話すことや名前を覚えて、直接確認、指示ができるように心掛けています。
ーー仕事をしていく中で悔しかったりつらい思いをしたことはありましたか。それでも辞めずに続けられたことは何でしたか。ーー
砂ぼこりや排気ガスにさらされる現場で肌荒れしたことです。事務員の方がおススメとして、日焼け止めには某メーカーのUVフェイスプロテクターが良いとか、Wトリートメントオイルを化粧水前に塗ると乾燥防止になることや、ほかにも乾燥防止のためには現場から戻ったらこまめに顔についた汚れを落とすことが重要などなど教えてくれ、会社の人の温かさに触れることができる職場だと思っています。
ーー今の仕事について一番うれしかった言葉はありますかーー
協力業者の若い方から「こんなに温厚な職長は初めてだった。今までの現場で一番雰囲気が良く、わからない事があった時、職長に気兼ねなく質問できたため、たくさんのことを丁寧に学べた現場だった」と言ってもらったことです。
ーー未来の自分についてーー
人との関わり方は今のままで、判断力や決断力のある人間になっていたいです。
ーー建設業を目指している女性に向けて一言ーー
男女関係なく働くことができる環境になっていると思います。まだまだ女性の技術者は少ないですが、自分の働く環境を自分たちでつくっていける楽しさもあると思うので、建設業に興味を持っていただければ幸いです。
ーー貴女の大切な時間を教えて下さいーー
お酒、ゴルフと建設業らしい趣味になってきました。
**大石先輩からのメッセージ**
入社5年目。複数現場を任せていますが、現場運営で安心感があります。職人さん、職長さん、部下、同僚、上長、発注者、皆を取り込む環境づくりに感銘を受けています。巻き込まれる方も楽しんでいます。上長としては、困った時の対応のみ。アルコールの場での段取り設定も任せて安心。ほんの少しの忖度、振る舞いに助けてもらっています。
新年特集号 全中建だより1/1号が発行されました。
新年特集号 全中建だより(第499号)
主な内容
・土志田会長 令和6年 年頭所感
・全中建人材採用・定着支援部会 初開催
・斉藤国土交通大臣 令和6年 年頭所感 等
2023年12月13日(水)KKRホテル東京にて「第1回 全中建人材採用・定着支援部会」が開催されました。会員団体加盟企業より18名の皆様にご出席いただき、そのうち女性が11人を占めました。
はじめに、土志田会長より「インターンシップには来るがその後につながっていかず、建設業界への担い手不足に危機感をずっと感じている。建設業の発展につながっていけるような活動をこの部会で行って頂きたい。」と挨拶がありました。
続いて、建設業振興対策委員会 小野委員長より「建設業は担い手不足や時間外労働規制に対し、ポジティブに向かう姿勢が必要だ。地方に仕事があればそこに雇用が生まれる。全中建が中心になってそういう場を作っていきたい」と挨拶されました。
記念講演として(一財)建設業振興基金 経営基盤整備支援センター 佐藤正樹人材育成支援担当総括部長より「建設産業の担い手確保・育成に向けた取組」として、建設産業人材確保・育成協議会の活動内容についてご講演いただきました。
続いて、小野委員長の進行により、本日の議題について検討が行われました。(議題:部会長・副部会長の選任、部会の今後について、採用・定着に関する活動状況について)
部会長1名 松田様(沖縄)・副部会長3名 亀山様(みやぎ)、稲村様(静岡)、大潮様(大阪)が選任され、アドバイザーとして岡村様(広島)が選ばれました。
松田部会長から「より良い建設業を目指すために、皆さんと業界を変えていけるような取り組みを一緒に進めていきたい」と挨拶がありました。
その後の懇親会では、皆様、交流を深められました。
年末のお忙しい中、皆様ありがとうございました。
岳大土木 株式会社
(一社)町田市建設業協会
『子育てサポートで安心』
ーーお仕事の内容について教えてくださいーー
工事支援係として、現場監督の書類作成のお手伝いをしています。日常管理や写真整理等、着手から竣工までの書類作成をしています。
ーー建設業界に入られたきっかけは何ですかーー
もともと建設(ものづくり)に興味があり、公共工事を主として行っている会社で道路や河川がどのようにできるのか知ってみたかったので、この業界に入りました。
ーー建設業界の魅力とはーー
みなさんが使う道路など、何もないところから完成までかかわることができるところです。
ーー建設業界で働くうえで女性としてのハンデなどはありましたかーー
現場の監督さんや作業員さんが親切に優しく接して下さるので、女性としてハンデがあると感じたことはないです。
ーー建設業界で働く女性に対する会社や現場の反応はどうでしたかーー
現場の監督さんや作業員さん達が温かく歓迎してくださいました。
ーー女性が働き続けるために建設業界に求める改善点はありますかーー
子育てをしながら働いていける環境づくり。急なお休みでもサポートしてもらえる環境があれば、安心して働いていけると思います。
ーー現場で常に心がけていることなどはありますかーー
笑顔で挨拶することです。現場にいらっしゃる業者さんにも同じように挨拶をしています。
ーー仕事と家庭の両立に対する会社のサポートなどがありましたら教えてくださいーー
子供の体調不良等によるお休みや学校の行事などがあったときに、休日の調整や働く時間など、相談ができてとても働きやすい環境を作ってもらっています。
ーー今の仕事について一番うれしかった言葉はありますかーー
監督さんや作業員さんに「ありがとう」と言ってもらえると、少しでも現場の力になれたと嬉しく思います。
ーー未来の自分についてーー
現在はまだ一部の書類作成ですが、書類のすべてを作成できるようになることです。
ーー建設業を目指している女性に向けて一言ーー
私もそうでしたが、建設業界は男性がたくさん働いていて女性の活躍しているイメージはあまりなかったのですが、実際の環境はぜんぜん違い女性が活躍できる場面がたくさんあると思います。
ーー貴女の大切な時間を教えて下さいーー
家事を終わらせてゆっくりとビールを飲むことです!
ーー貴方の地元自慢ーー
会社のある町田には(南町田にある)グランベリーパークというショッピングモールがあります。買い物もできて近くに公園もあり、とても素敵です。