平成30年8月1日・2日に各官庁による夏休み企画『子ども見学デー』が今年も開催されました。今年はショベルカーのデモンストレーションとして”書道”を見学。
また、国土交通省内では、「お弟子さん大募集!~大工さん、庭師さん、アンカーさん」と題して、ミニ盆栽、文鎮、パズルの作成、釘打ち、カンナ削りの体験ができ、子供たちの一生懸命な姿が素敵でした。《全中建の事務局メンバーもお手伝いしました。》
全中建トピック
平成30年度 子ども霞が関デー・・・国土交通省
大村優季さんに聞く
株式会社 松下産業
(一社)東京都中小建設業協会
『職人から名前で呼ばれて信頼実感』
――お仕事の内容を教えて下さい――
現場施工管理です。入社後、大田区西馬込のマンション新築工事(自社物件、延床1393平方メートル、RC造、地下1階、地上5階建て)に配属、その後、埼玉県和光市のマンション新築工事(エコ住宅、延床4045平方メートル、RC造、地上7階)に配属されました。計画書の作成、工事写真撮影、施工管理記録の作成、材料の数量拾い・注文、墨出し・寸法のチェックなどを経験しました。
――建設業界に入られたきっかけは何ですか――
大学で建築学科を専攻したためです。現場経験年数は2年です。
――建設業界の魅力とは――
造った建物(自分自身が担当した物件)が誰かに使ってもらいながら長い間残り続けることです。
――男社会と言われる建設業界で女性としてのハンデや良かったことなどありますか――
男性との力や体力の差は常に感じますが、例えば、重い物を運ぼうとした時、代わってくださったり、優しい方も多くいますので、先ほど申し上げた点については仕事をするうえで女性だからと不安になることは無いと思います。
――現場で働く女性の皆さん(女性技能者・技術者)に対する会社や現場の反応はどうでしたか――
職人さんがファーストネームで呼んでくださると信頼されているのかなと嬉しく感じます。今いろいろと問題になっているセクハラ・パワハラについて必要以上に敏感になっているように感じますが、そういった面でも気を遣って下さる方が多いです。
――女性が働く上で、建設業界や現場に求める改善点などはありますか――
最近、女性用の作業着など増えてはいるようですが、私は身長が小さいので、安全靴や作業着などでサイズが無いこともあり、もう少し小さいサイズがあれば便利だなとは思います。
――現場で常に心がけていることはありますか――
常に何事にも冷静に物事を考えられるように意識しています。仕事をやる上で時間に余裕を持つことや計画性も大事ですが、時間が無いときでも焦らず冷静になることで労働時間の短縮、効率化を目指しています。あと毎日お昼ご飯を楽しみにしながら仕事をしています(笑)
――未来の自分について――
資格(1級施工管理技士、1級建築士)を早期に取得し、幅広く仕事ができればいいなと思っています。
――建設業を目指している女性に向けてメッセージを――
この業界は、人によって、仕事のやり方も考え方も全く違います。正解は1つではないので奥が深く、面白い仕事だと私は思っていますので、興味のある方は是非この業界に入ってみてください。
――貴方の大切な時間を教えて下さい――
睡眠とお酒(よく飲むお酒はカクテルやサワーです)と食事の時間が私の幸せな時間です。
7/18 全国知事会へ要望提出
平成30年7月18日(水)全国知事会に対し「平成30年度危機的状況にある中小建設業者の窮状打開に関する要望」を事務局より提出いたしました。要望内容は㈠公共事業予算の大幅な確保と地域の雇用と受注機会の確保 ㈠担い手3法及び改正品確法の運用指針の適正な実行 ㈠ダンピング排除 ㈠工事発注の平準化 ㈠設計労務単価の更なる引上げ ㈠最低制限価格及び低入札価格調査基準価格の引上げ、上限拘束性の撤廃、予定価格の事前公表の廃止 ㈠小規模工事の歩掛り及び小規模工事施工パッケージ型積算方式の見直し ㈠技術者資格取得要件の緩和 ㈠就労環境の改善 ㈠働き方改革推進 ㈠提出書類の簡素化の11項目です。全国の中小建設業の現状と厳しい状況などを伝えて参りました。
全中建だより(7月1日467号)
国土交通省へ要望を提出
平成30年6月27日(水) 豊田会長・小野副会長・土志田副会長・朝日副会長・田邊副会長と、国土交通省に対し「危機的状況にある中小建設業者の窮状打開に関する要望」を提出いたしました。㈠公共事業予算の大幅な確保と地域の雇用と受注機会の確保 ㈠担い手3法及び改正品確法の運用指針の適正な実行 ㈠ダンピング排除 ㈠工事発注の平準化 ㈠設計労務単価の更なる引上げ ㈠最低制限価格及び低入札価格調査基準価格の引上げ、上限拘束性の撤廃、予定価格の事前公表の廃止 ㈠小規模工事の歩掛り及び小規模工事施工パッケージ型積算方式の見直し ㈠技術者資格取得要件の緩和 ㈠就労環境の改善 ㈠働き方改革推進 ㈠提出書類の簡素化です。豊田会長から、中小建設業界の役割の重要性とその反面、厳しい状況に置かれている現状等について説明をし、地域に根差した「社会に貢献する力強い地場産業」として今後も生き残れるよう強く訴えて参りました。