ブロック別意見交換会 香川・高知

平成29年11月27日(月)JRホテルクレメント高松にて、四国ブロック(香川県・高知県合同)の意見交換会が開催されました。

冒頭、豊田会長より「働き方改革での週休2日制や長時間労働の是正、ICTの活用など中小建設業でも前向きに取組んでいかなければならない」と挨拶。

香川県中小建設業協会の金本会長より、担い手3法の運用指針による建設業界の変化、担い手確保・人材育成の必要性などについて述べ、経営を安定させて業界を活性させ働き手の処遇改善につながるようやっていきましょうと挨拶がありました。

続いて、高知県中小建設業協会の吉村会長より、地域の建設業の重要性と都市部との違う問題について述べ、意見交換会の場で地域に根ずく企業が生き残れる道を探りたいと挨拶がありました。

講演「建設業の課題と今後の方向性について」と題し、国土交通省 土地・建設産業局 建設業課の岩下入札制度企画指導室長よりご講話がありました。

引き続き、四国地方整備局 企画部 石田技術調整管理官・建政部 矢口建設産業調整官・営繕部 福岡営繕調査官にもお入り頂き意見交換となりました。
  

香川より
働き方改革で週休2日になった場合、稼働人数が減少しても技能労働者の収入が減らない方策は設計労務単価で補正する、会員企業の労働時間は全国平均よりも長くその理由は資料作成に追われているためであり書類の簡素化をが最重要、低入札価格調査基準の引上げと上限90%の撤廃など多くの意見が出ました。
  

高知より
会計法の規定の1部を改正してほしい、品確法にある適正な利潤や担い手の確保、地域の防災力など建設業が地域の守り手として生き残れるよう、地方の実態を捉えた「地方版積算標準基準書」などを策定してほしいなど意見がありました。

最後に朝日副会長より「働き方改革の制度の重要性を四国ブロックの皆様の意見をお聞きして痛切に感じました。全中建もこれからも一生懸命取り組んでいきます」と挨拶があり閉会となりました。

詳細 トップ画面(右)全中建だより1月号(第464号)P6を参照